田中たかあきブログ

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価値があるとはいかなる意味か第2回

こんにちは、田中です

前回の続きです。

「価値がある」という表現は、どういう意味なのかを考えていました。

 

じゃあ、どうやって意味を決めるのか、という話になりますよね。

「価値がある」という表現の意味を決める基準は何なのか、どうやって意味を決めるんだ、と。

 

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文章がどういう場合に真になるかによって決める

私は、文章がどういうときに使うと真になるか

ということを基準に意味を決めようと思います。

 

つまり、その文章が誰かによって使われたときに、

どういう場合に、どういう条件のときにその文が真になるか、

どういう場合にその文章が偽になるか、というやり方によって、

言葉の意味を決定しよう、ということです。

 

例えば、「この液体は水だ」という文が真になるのは、

誰かが無味無臭の液体を指さしながら、「この液体は水だ」と発言するときです。

あるいは、彼が指さしたその液体が、H2Oという分子構造を持っているとき、

「この液体は水だ」という発話は真である、と言えますね。

 

それゆえ、「水」という言葉の意味は、無味無臭の液体とか、

H2Oという意味だと考えることができます。

 

 「価値がある」という文はどういう場合に真になるか

それゆえ、「価値がある」という文章を、どういう場面で使うと真になるか、

どういう場面で使うと偽になるか、という条件によって、

「価値がある」という表現の意味を考えてみようと思います。

 

例えば、あなたがスーパーに言ったら、8000円の赤ワインが売ってあったとしましょう。ちょっと想像してみてください。

ちょうど、ワインの試飲をすることができたので、

あなたはそのワインを飲んでみました。

 

すると、そのワインはとてもマズイ味でした。

苦くて、顔をしかめるくらいのマズさでした。

 

あなたは、「こんなマズくて苦いワインに8000円払う価値はない。

こんなの買わない」

と言ったとしますね。

 

この場合、「ワインに8000円の価値がない」という文章が真になる条件は何でしょうか。

ワインがまずいとか、いろいろあるかもしれませんけど、

まとめると結局、「そのワインを欲しくないから」だと私は考えます。

 

誰かがあるものを欲するなら、それは価値がある?

そのワインを欲しいか欲しくないか。

それが、「このワインに8000円の価値がある」という文を真にする条件だと、

私は考えます。

 

他の場合を考えても、共通しているのは、

「それを欲するかどうか」だと私は考えるのです。

なぜなら、欲しくないもの、いらないものには価値がないと私たちは言うからです。

 

例えば、ある人が目の前に落ちている石ころを指さして、

「この石ころに価値などない」と言うとき、

その文章が真になる条件は、彼がその石ころを欲しいと思わないから、

ということが、その文を真にする一番の条件だと思うんですね。

 

なぜなら、もし彼がその石ころを欲しくて欲しくてたまらなくて、

興奮して夜も眠れない状態であれば、

「この石ころに価値はない」なんて言わないからです。

 

比較で決まる価値

「でも田中さん、高いとか低いといったものや、大きいとか小さいといった表現も、

価値を表しているんじゃないですか?

だとしたら、「価値がある」という言葉の意味は、誰かがあるものを欲しいと思うだけでは決まりませんよね。

なぜなら、高いとか低いとか、大きいとか小さいという表現は、

欲しいか欲しくないかとは、関係ありませんからね。」

 

たしかにそうですね。

例えば身長が高いとか低い、というのも価値だと私たちは考えていると思うし、

大きいとか小さい、という表現も、価値を表すものとして私たちは使ってますね。

 

なので、「価値がある」という表現の意味は、

誰かがあるものを欲しいと思うかどうかによって決まるだけでなく、

他の条件によって決まるようですね。

 

例えば身長が高いとか低い、という価値は、

どうやって決まるんですかね。

普通は、誰かと誰かの身長を比べることによって、

身長が高いか低いか決めますね。

 

つまり、比較です。

他のものと比較して、身長が高いか低いか決めます。

大きいとか小さい、という表現も、比較が必要ですよね。

 

ここまでの大雑把な考察の結果、

「価値がある」という意味は、少なくとも2つの可能性があると私は考えます。

 

1つは、誰かが欲しいと思うかどうか。

2つめは、他のものとの比較。

 

それゆえ、高いとか低いという価値や、大きい、小さい、という価値は、

比較という概念がポイントかもしれませんね。