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田中たかあきブログ

当たり前のことや基本をしっかりやることを大切にしてます。

見方が変わるとはどういうことか?

ものの見え方が変わる、とはどういうことでしょうか。

例えば、下の絵のように、杯があるように見えたり、2人の人が話しているように見える、というような場合です。

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杯の絵にも見えるし、2人の人が向かい合って話しているようにも見えますよね。

同じ対象を見ているはずなのに、見え方が変わる。

見え方が変わることを、アスペクトが変化する、とも言うのですが、

この、「見え方が変わる」とは、どういうことなのでしょうか。

見え方が変わる、ことの本質とは何なのか。

 

その本質は、少なくとも3つあると私は考えています。

1つめは、比較です。

2つめは、何にフォーカスするか、です。

3つめは、どのようにフォーカスするか、です。

順番に説明していきます。

 

1.比較

まず、見え方が変わるためには、他のものと比較することが必要だと思います。

言い換えると、比較する対象があるということです。

 

例えば、上に紹介した杯の絵の場合、杯の部分と、その周りの白い余白の部分があって、比較するからこそ、杯として見たり、人が2人いると見ることもできます。

何かと何かを比較できるからこそ、違う見え方をできると思います。

 

「でも田中さん。そもそも杯の絵を杯として見ることができるためには、まわりの白い余白が必要ですから、見え方が変わるかどうかに関係なく、比較できる対象は必要ですよね。」

たしかに、何かを見ることができるためには、その対象が他のものと比較できないと、対象を見ることはできないかもしれません。

 

例えば、上の絵なら、杯として見るためには、まわりの余白が必要ですよね。

余白がなかったら、杯のりんかくを見ることができませんから、杯として見ることができませんよね。

 

それゆえ、そもそも何か対象を見るためには、他のものと比較する必要がある、ということかもしれません。

とにかく、見え方が変わるためには、他のものと比較することが本質の1つだと思います。

 

2.何にフォーカスするのか

 見え方が変わることの2つめの本質は、何にフォーカスするか、だと私は考えます。

なぜなら、どの部分に注目するかによって、見え方は変わるからです。

 

例えば、上の杯の絵の場合、杯の部分にフォーカスして、杯に注目すれば、杯が描いてある絵に見えますよね。

杯の部分に注目しているときは、2人の人は見えませんよね。

 

しかし、白い部分、余白の部分にフォーカスをして、そこに注目すると、2人の人が向かい合って話しているように見えます。

それは、フォーカスするものを変えたからです。

フォーカスする対象を変えたから、杯ではなく2人の人に見えました。

 

それゆえ、何にフォーカスするのか、ということが、見え方が変わることの2つめの本質だと思われます。

 

3.どのようにフォーカスするのか

見え方が変わる3つめの本質は、どのようにフォーカスするか、です。

つまり、フォーカスの仕方、注目の仕方です。

 

何に注目するかだけでなく、その対象をどのように注目するかが大事だ、ということです。

その対象をどのようにまとめるかによって、見え方が変わるということです。

 

例えば、上の杯の絵で、杯の部分に注目したとしましょう。

しかし、杯の部分に注目してフォーカスしただけでは、1つの杯として見るのか、単なる灰色の物体として見るのか、わかりません。

注目している灰色の部分を、「1つのまとまり」として見るから、杯として見ることができます。

 

「でも田中さん。そもそも何かに注目するためには、1つのまとまりとして見る必要がありますよね。だから、対象を見る時点で、すでに1つのまとまりとして見ないといけないです。

それゆえ、何かにフォーカスする時点で、どのようにフォーカスするかも同時に行っているんじゃないですか?」

 

確かにそうです。

そもそも何か対象にフォーカスするときには、フォーカスの仕方も決まっていないと、対象をフォーカスできないと思います。

 

例えば、上の杯の絵なら、杯にフォーカスするためには、同時に、杯の部分を1つのまとまりとして捉える、という「フォーカスの仕方」も決まっている必要があります。

灰色の部分を1つのまとまりとして見る、というフォーカスの仕方によって、杯に注目することができます。

 

もしそうなら、何かにフォーカスするときには、フォーカスの仕方も同時に決めていることになりますね。

とはいえ、見方が変わるだめに、「フォーカスの仕方」が必要であることは正しいと思います。

 

「でも、田中さんがいった3つの本質って、見え方が変わる本質の話ではなくて、見え方が変わる原因の話ではないですか?」

うすうすそんな気もしていましたが、そのことについてはちょっと考えてみます。

 

というわけで、ものの見え方が変わることの本質は、

比較、フォーカスする対象、フォーカスの仕方、の3つであるという話をしました。

 

まとめ

ものの見え方が変わることの3つの本質

・他のものと比較すること。

・何にフォーカスするか。

・どのようにフォーカスするか。