田中たかあきブログ

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看護師の給料が安い理由

看護師の給料が安い原因

診療報酬に上限があることが問題

私が思うに、看護師の給料が仕事内容に対して安いのは、もともと医療サービスが国の税金によって払われているからだと思う。

 

患者は医療行為を受けても、自分が全額負担するわけではない。

国民皆保険制度の保険料によって医療サービスの対価が払われる。

そして、国は診療報酬などの、もらえる金額に上限を定めている。

 

それゆえ、病院などの医療サービスは、サービスによってもらえる報酬に対してあらかじめ上限を決められていて、適切な価格の報酬を受け取っていないのだ。

 

本来であれば、行った医療サービスに対して請求したい金額よりも、安い報酬しかもらえない。

それによって、看護師の給料も安くなるというわけだ。

 

つまり、もともと病院は割安な価格でサービスを提供しなければならないという構造が、看護師などの医療スタッフの給料を、仕事内容に比べて割安にしている原因かもしれないのだ。

 

民間のビジネスであれば、サービスの値段をいくらにしようが、高い金額にしようが自由だ。価格を自由に決めることができる。

しかし、病院は、診療報酬をあらかじめ国によって上限を決められているrから、価格を自由に決められない。

 

したがって、儲からない、というか若干損している。

そのしわ寄せが、看護師にも行ってしまう。

実際の過酷は仕事に対して、もらえる給料が割りに合わないということになるのだ。

 

その結果、看護師を辞めて別の仕事に転職する人も多く、ますます看護師が人手不足になり、さらに現場が忙しくなり、いっそう給料がわりに合わなくなり・・・という悪循環が生まれる。

 

看護師の給料を上げる1つの方法

この負のスパイラルを断ち切る1つの解決法は、国民皆保険制度を変えることだ。

特に、医療行為をたくさん使う高齢者に対して、もっと高い金額をもらえるようにしたほうがいい。

高齢者はたくさん医療行為を受けるが、その医療行為の対価が割安であるから、病院は苦しい。

 

だから、高齢者の医療行為の金額を上げる。具体的には、自費負担を増やす。国の負担をこれ以上増やすことはできないからだ。

患者自らが払う金額を増やせば、病院は本来もらえるに値する金額をもらえる。

 

また、無駄に病院に来る高齢者も減らせるだろう。

 

その結果、医療サービスの仕事内容に対する報酬のバランスが釣り合うようになる。

そうなれば、看護師の給料も上がり、仕事内容と給料のバランスもよくなるのだ。

 

この根源的な問題を解決しなければ、看護師の給料は上がらないし、看護師の人手不足も止まらないと思う。むしろますます看護師不足は加速する可能性がある。