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田中たかあきブログ

当たり前のことや基本をしっかりやることを大切にしてます。

トランプ大統領の就任に抗議することの政治的意味

トランプ大統領の就任式を受けて、抗議デモや抗議活動が激しくなっています。

私自身は、トランプさんが大統領になることにけっこう期待をしているんですが。

彼らのように、大統領就任に対して抗議することにはどんな政治的意味があるのか?

 

1番大きいのは、自分たちは就任に反対しているというアピールや、反対意思を示すことができることです。

つまり抗議が目指すものは、実際にトランプ氏の就任を阻止することではなく、反対する人たちもいるんだという事実を、国際社会にアピールすることかもしれません。

 

なぜなら、民主主義のルールに従うなら、投票という適切な方法で決まったことに反対することはできないはずだからです。

アメリカは、歴史上世界で初めて民主主義が生まれた地ですが、そのなかで、公約ってすごく大事だと考えられています。

 

 もともと、投票によってきちんと正しいステップを踏んで決まったことに反対することは、民主主義に反する行為です。

例えば、シールズという団体が、集団的自衛権に反対してデモをしていましたが、あれは民主主義的にはおかしい。

 

なぜなら、集団的自衛権が使えるようにすることは、選挙の公約(マニフェスト)の中ではっきりと明確に説明されていたから。

つまり、「選挙で選ばれたら、集団的自衛権を使えるようにしますよ」という約束をしていたわけです。

 

そのうえで選挙に勝ったんだから、約束どおり集団亭自衛権を行使するのは当然のこと。

だから、それに対して「集団的自衛権反対!」などと言うのは、民主主義を否定する行為になる。

なぜなら、公約を守るのが議会制民主主義の大原則だから。

 

つまり、政治家が選挙前にした約束をきちんと守ることが、議会制民主主義の基本です。

 

そう考えると、トランプさんは選挙前に、いろいろ過激な約束を国民にしていたので、民主主義的には、約束した政策をすべてやる義務があるわけです。

さすがにそれは現実味がないですが、ある程度は実行しないと民主主義のルールに反する。

 

とにかく、民主主義を守るという意味では、トランプ氏の就任にデモで抗議することは矛盾するわけです。

 

ではどういう政治的意味があるかというと、反対する勢力が存在するのだというメッセージを、アメリカや他の国の社会全体に伝える、という意義があるわけです。

 

 圧力をかけて、政策を実行しにくくする、という効果もあるかもしれません。

しかし民主主義的には、事前に約束した政策は全て実行される必要があるのです。

 

改めて考えると、民主主義というのは、一度大きな決定をすると、そう簡単に進む方向を変えることが難しいやり方です。

なぜなら、選挙で事前に「こういうことをやります」と約束して、その約束を守らないといけないから。

 

方向性を急に変えることができない。

これは民主主義の特徴です。

とはいえ、アメリカの大統領はとてつもない権力を持ちますから、何でもできるのかもしれませんが。