田中たかあきブログ

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エレンに対するミカサの愛情の特徴

エレンにたいするミカサの感情

『進撃の巨人』に出てくるミカサがエレンに対して持っている感情の特徴は、エレンという存在自体を愛しているところである。

エレンが元気に生きていることを、ミカサは望んでいる。

 

なぜミカサはエレンが元気に生きていることに対して喜びを感じるのか?

おそらく、エレンが生きていることによって、ミカサ自身の存在が肯定されるからだと私は思う。

そして、エレンという存在を自分が所有することによって、ミカサ自身の自己肯定感を得るためだろう。

 

ミカサの孤独感と自己否定感

ミカサは、小さいころに目の前で両親を斬殺されていて、自分自身も男たちに身売りされそうになっていた。

それゆえ、彼女は孤独感と自己否定感を感じていただろう。

 

そんなときに、エレンが一人で現れて、両親が殺した男たちを殺し、ミカサに「戦え」と叱咤して、ミカサを助けようとする。

さらに、その後エレンの父親グリシャが「私たちと一緒に暮らそう」とミカサに言って、エレンも「俺たちの家に帰ろう」ち言い、ミカサを孤独感から救い出す。

 

ミカサはエレンたち家族の存在によって孤独感から救われ、自己肯定感も得られた。

ので、ミカサはエレンという存在自体に強く執着するようになったのだろう。

 

エレンが元気に生きていることによって、ミカサ自身の存在も肯定される。

もしエレンが死んでミカサだけ生きていては、彼女は再び孤独感と自己否定感に包まれるかもしれない。何か代わりの存在が現れないかぎり。

 

エレンを所有したいという欲望

より正確にいうと、エレンという存在を自分が所有していたい、という欲望をミカサは持っているように見える。

その1つの根拠が、アニにたいするエレンの態度にたいするミカサの嫉妬である。

他にも、ヒストリアがエレンといい雰囲気になってキャッキャしているのを見て、二人の前にミカサが恐ろしい顔をして仁王立ちして、2人の会話を妨害する行為をしている。

 

このようなことから、ミカサは、単にエレンが元気に生きているだけでは満ち足りず、自分がエレンを所有していたいことが推察される。

 

元気に生きているエレンを自分がコントロールしたいという気持ち、エレンという存在を所有したいという欲望、それが、エレンに対するミカサの愛だろう。

 

ミカサの孤独感を取り除き、ミカサの存在を肯定してくれる者が他に現れないかぎり、ミカサはエレンに執着し続け、エレンを大事にし続けるだろう。

ミカサの欠乏感が、ミカサをエレンに固執させている。

 

ミカサ本人の存在をエレンが肯定してくれるからこそ、生きる力を与えてくれるからこそ、ミカサはエレンのことが好きなのだ。