田中たかあきブログ

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航空会社バニラ・エアが責められてて気の毒になる

車いすの人を搭乗拒否したバニラ・エア

航空会社が一方的に悪いわけじゃない

車いすの男性が車いすに乗ったまま飛行機に乗ろうとしたら、車いすに乗ったまま機内に搭乗することはできないと言われたことで、航空会社のバニラ・エアがすごく叩かれていて、気の毒になる。航空会社が悪い、人権侵害をする敵みたいな一方的な叩かれ方をされてる。

 

航空会社が完全に悪いわけではないし、木島さんが完全に悪いわけでもない。

障害のある人が悪いとか、航空会社が悪いという考えは、あくまで1つの見方にすぎない。

両者とも、それぞれの立場や事情があり、がんばっているのだ。

どちらも同じ人間であり、日々がんばって生きている。「憎むべき敵」などいない。

 

バニラ・エアが悪であり敵だ、という叩き方は、あくまで1つの観点にすぎない。

航空会社からすれば、決して差別したいわけではなく、現段階では、車いすに対応できる状態ではないだけなのだ。

 

なぜなら、バリアフリーにすることは非常に大変なことだからだ。

批判するのは簡単だが、やるほうは大変だ。

 

バリアフリーは当たり前ではない

バリアフリーは、多大な努力の結果であり、決して当たり前のことではない。

なのに、バリアフリーであることが当たり前だと言って、バニラ・エアを叩くのは、現場の大変さを理解していないのだ。

 

別にバニラ・エアのスタッフたちは、車いすに乗っている木島さんを差別したかったわけではない。

今の段階では、車いすの人がそのまま機内に乗れるほどの体制を整えられていないだけのことだ。

 

「自力で歩けない人が乗れないのはおかしい」と木島さんが怒りを感じるのは仕方ないことだし、本人からすればそう思うのは当然だ。

しかし、決して航空会社が完全に悪いわけではないのだ。

 

車いすの人が飛行機に乗れるようにするためには、いろいろとコストもかかるので、会社がなかなかそこまで手が回らないのも仕方がない。

 

むしろ、車いすでも飛行機に乗れること自体が非常にすごいことなのだ。

歩けない人が飛行機に乗れることは、簡単なことではないし、決して当たり前のことではないのだ。

 

車いすでも搭乗できることの偉大さを理解せず当たり前のことだと考えるのは、事態を正しく見れていない。

 

保育園の待機児童問題に似ている

これと似ているなと私が思うのが、保育園の待機児童問題だ。

保育園というものがあって、自分の子どもの面倒を見てもらえること自体が非常にありがたいものなのに、それを当たり前だと考えて、保育園が足りないことを一方的に批難することと、似ている。

 

保育園のような安い利用料で、子育てを他人に見てもらえること自体がすごいことなのだ。

決して簡単なことではない。

 

偉大なもの、貴重なもの、多大な努力によって生まれているものの希少性やありがたみを忘れて、あって当たり前だと考えるのは、現実を正しく見れていない。

 

マニュアルを守れば叩かれ、無視して事故になれば叩かれる

また、マニュアルにしたがって木島さんを搭乗させなかったスタッフも叩かれているが、会社のマニュアルでそのように決まっているから、それを守っただけなのだ。

別に木島さんを差別したかったわけではない。

 

「マニュアル人間だ!」と批難されることがあるが、マニュアルをしっかり守って実行することは大変なことだ。

それに、マニュアルを守らずにもし事故が起こったら、今度は「マニュアルをなぜ守らなかったのか」と神妙な顔で批判される。

 

マニュアルを無視して事故が起こっても批判され、マニュアルを守っても批判される。

人は批判したい生き物だし、天邪鬼なのだ。

 

誰かを敵にしても事態は改善しにくい

誰かを敵にして、誰かを悪として叩いても、今回の問題は何も改善しにくいと思う。

航空会社と車いすの人の両方が歩み寄りをしたほうが、お互いの事情がわかり、改善していきやすいと思う。

 

「差別だ!」と連呼しているだけで、障碍者の人が暮らしやすいバリアフリー社会が生まれるとは思えない。

バリアフリーにしない側の人間を敵だと批難していては、むしろ溝が深まるだけなんじゃないかと思う。

 

敵だとか悪だと言われたら、言われたほうも嫌になって、改善しようと思えなくなるからね。

航空会社の人に感謝しつつ、自分の要望も伝えていくほうが、スムーズに改善できるかもしれない。

 

木島さんのおかげでバニラ・エアのバリアフリーは進歩した

とはいえ、今回の木島さんの対応のおかげで、バニラ・エアも車いすの人が飛行機に乗れるような環境にしたようなので、木島さんには感謝である。

行動すれば現状は変えられるというお手本を示してくれた。